平成展
ひとつの時代が終わって、早くも1ヶ月とすこしが経った今日。
あなたにとって「平成」はどんな時代でしたか?
どんな気持ちで、新しい「令和」の時代を迎えられていますか?
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平成を赤ちゃんで迎えたわたしにとって、平成は自分の人生の、まだ青かった時代そのもの。
この度、そんなわたしにとっての平成を、ひとつの作品にする機会をいただきました。
2019年5月3日〜5日、そして5月27日〜6月9日のアンコール展と、二期に渡り開催された
ART WALK HiRAO 「平成展」
その出品作品です。
「青の時代」
“何者でもないくせに、特別などこかに辿り着けたなら、幸せの青い鳥に出会えると信じていた。
不完全な青い春はときに甘酸っぱく、ときに、ほろ苦い。
でも、その季節を抜ける時分が近付くにつれ、その青春を生きる人たちは、だからこそ、まぶしく美しいのだと知りました。
ずっと見つからなかったはずの青い鳥は、空や海の青に溶けて気付かなかっただけで、ほんとうはずっと、すぐそばに居てくれたのだと、教えてくれたのもこの時代でした。”
特別な場所へ旅をする女の子は、青い鳥がなかなか見つけられずひと休み中。
彼女が乗っている電車の車窓からの景色、実は、わたしが学生時代に通学で使っていた、ふるさと光駅〜下松駅間を走る電車からの景色なんです。
瀬戸内海沿いを走るこの電車からのこの景色が大好きになったのも、大人になってからでした。
今回の出展は会場がカフェ、バーだったこともあり、期間期間中はご来店くださったお客様と座ってゆっくりおしゃべりを楽しむことができて嬉しかったです!
遊びに来てくださった方
作品をご覧くださった方
お土産まで連れて帰ってくださった方
ありがとうございました。
ともに出展した20名の作家さんたちの「平成」作品も、どれも違ってどれも素敵でした。
同じテーマでここまで別方向に振り切るのか!
と驚きつつ、並んでもまったく喧嘩しない作品たちを眺めていると、絵に正解はないのだなぁとあらためて感じずにはいられませんでした。
「平成展」がなければ、きっとこんなに平成と向き合うこともなかったし、この作品を描くこともできなかった。
展示会にお誘いくださり、会場としてお店をお貸しくださったブックバーひつじがさま、cafe bar 375さまに心から感謝しています。
素敵な機会をありがとうございました。
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