絵がお嫁に行きました。

ちいさなせかい イラストレーターの
あさかみまきこです(*^^*)

昨日から、ふるさと山口県に1週間ほど戻っています。
薬局のお仕事と友人の結婚式がおもな目的ですが、いま取り組んでいる絵本の制作や木工雑誌のデザインも進めたくて、たくさんの画材と共に帰郷。
がんばるぞ!



***

さて、2018年5月20日。

今日はわたしにとって、人生の中でも特別大切な日のひとつになりました。



実は、今日はじめて、自分で描いた絵を売却してきたのです。



いや〜………



よく、作家さん達が作品に
「お嫁に出す」
て表現を使われるじゃないですか。

あれ、本当ですね。

手塩にかけて育てた大切な我が子を巣立たせた気分です。



1年も前からイラストレーターを名乗っておいて、まあ何を今更という感じなのですが、わたしの作品に価格を付けたのはこれが初めて。

なんか、今までグッズ化したものやオーダーメイドの似顔絵ならともかく、自分の作品そのものにお金への対価を見出せなかったんですよ。

「商品」として絵と向き合えるようになるのはずっと課題なのですが、長年、感情を表現する「物語」「贈り物」としてしか付き合ってこなかったので、まだまだ試行錯誤中。



そんな中、ある1枚の絵をSNSに載せたときに

「販売はしていないのでしょうか?」


と、尋ねてくださる方がいらっしゃったのです。





お相手は、学生時代から親しくしてくださっている、憧れのお姉さん。

連絡をいただいてから約1ヶ月、今日ついに直接絵をお届けすることができました。


「画像より原画の方がずっといいね」

と言っていただけて、すごくすごく嬉しかったです。



ちなみに、元となった投稿がこちら。



この作品は

はじめて人前で描いた絵
はじめて線画に黒を使わなかった絵
はじめて額に合わせて描いた絵

と、初めて尽くしで思い入れもあるお気に入り。
だからこそ、彼女のような素敵な方に受け取ってもらえてものすごく幸せです。



それだけで大満足にも関わらず、

「わたしも何があげたいと思って」

と、スケッチブックに可愛い付箋までいただいてしまいました…!
今日の物語とも相まって、大切な宝物になりました。



あさかみ まきこ

日常に溶けたちいさな幸せを拾いあつめて描きます。

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