絵への恩返し。

数名の方から薦められていた、あるテレビ番組を観ました。


それが

「なんでわたしの心の中が分かるのだろう?」

てくらい、とても好きな番組だったのでご紹介します。

(わたしはすでに3回観ました)


「セブンルール」

働く女性にスポットを当て、それぞれの7つのルールを紹介する番組です。

主役は毎回変わるようで、今回スポットが当てられていたのは、校閲者の牟田都子さん。


校閲といえば、少し前に石原さとみさん主演の「校閲ガール」で話題になりましたよね。

恥ずかしながら、わたしはそのドラマを通して初めて、校閲者というお仕事を知りました。書籍には名前の乗らない、でも、その裏側で最後の砦として支えている存在。


そんな、大変なお仕事と日々向き合っている牟田さんは、、著者とも、言葉とも、人生とも、とても丁寧に向き合う魅力的な女性でした。




詳しくは本編を観ていただきたいのですが、番組の中でわたしが特に印象に残ったのは、仕事でも趣味でもたくさん本と向き合う彼女の、

「読んでいるときは、何も考えないで本の中にいていい時間」

て言葉でした。その時間を守るために、彼女は校閲のお仕事をされているのだそう。


読書好きとして

「分かる!!」

て気持ちと同時に、絵描きの自分の中で沸いたのは

「絵を通して、何も考えないで絵の世界にいていい時間」

を届けていきたいなって気持ちでした。


本と比べたらほんの少しの時間かも知れないけれど、絵に触れている間は日々の喧騒を忘れてほっこりしてもらいたい。


人見知りのわたしを広い世界に連れ出してくれた絵に、そういう形でも恩返ししていけたらいいなって思います。





あさかみ まきこ

日常に溶けたちいさな幸せを拾いあつめて描きます。

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