大雨のあと

連日の大雨のあと…
みなさんの街は、家は、ご自身は、ご無事でしょうか?

氾濫する川や崩れた道路、茶色く浸かった家や車をスマートフォンの画面で目にするたび、心を痛めています…。

まだ救助が追いついていない方々が、一刻も早く安全な場所へ避難できることを、皆さんの暮らしが一日も早く元に戻ることをお祈りしています。





誰かがどこかで苦しんでいるこんな時なのに、初めて作る絵本の題材に「雨の日」を選んでしまったことを、ほんとうは少し、後悔していました。

自分が引き寄せてしまったんじゃないかな、なんて考えました。
(天災をあやつってるって考えること自体、おこがましいですが)

この絵を見ることで誰かを不快にさせてしまうのでは、と悩みもしました。




でも、そんなこといくら考えたって、絵本の原画提出の締切はとっくに過ぎているし、ここで自分が落ち込んでいたって世界は何も変えられない。





そこで、発想を変えることにしました。




発売はまだ先になりますが、私の初めての絵本、「あめふり」で得られる収益を、何らかの形で被災地のお役に立てたいと思います。



この絵本は、大人と子供、それぞれに対して贈りたいメッセージがあります。

それは、ある意味において、今回の雨で辛い想いをされた方に届けたいメッセージでもあります。





きっとこれも、何かのご縁。

まだまだ小さなわたしですが、この小さな愛する島国に、わたしなりにできる応援をさせてください。

あさかみ まきこ

日常に溶けたちいさな幸せを拾いあつめて描きます。

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